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[書評] 日本は世界5位の農業大国


TV等で良く”日本は自給率が低く,海外からの輸入に依存しており,もし海外からの輸入ができなくなったら食卓がこんなに貧相になってしまう”というようなイメージが喧伝されている。
しかし,生産額ベースにすると,中国,米国,インド,ブラジルに続く5位であり,GDP(付加価値の総額)で見ても世界5位。なんと過去30年間,5年以上をキープしているそうだ。

それだけ産業としての農業は日本は大国であるのに,日本は自給率が低い低いと言われる。これは日本の農林水産省が発表する自給率は,カロリーベースで自給率を計算しているから。世界で唯一,カロリーベースの自給率を気にしているのが日本だ。農林水産省は世界で使われていないカロリーベースの自給率の低さを根拠に,日本の農業を特別に保護する施策をいくつも行っている。そしてそのために農林水産省の仕事が増える。

なお,著者が農林水産省に取材した際,「食糧危機時代,来るべき輸入全面停止に備える」と官僚殿は話したそうだ。そんな,日本が全世界を敵に回す時代を想定している農林水産省は一体何を考えているのか。そんな想定はリスクヘッジとは言わない。そんなリスクを想定した国策なんていらない。
結局農林水産省がやりたいことはなんなのか?国民の危機感を煽り,農家への補助金を国家予算として確保し,農家にばらまくことで選挙の際の票を確保し,自分たちの地位を確保したいことなのか?と思わず勘ぐってしまう。

世界的には農業は成長産業であるとのこと。たしかに,世界の人口は増え続けている。更に中国やインドといった,膨大な人口を抱える国などが,”飢えないために”食糧を確保していた時代から,国が裕福になることで,より嗜好性に飛んだ付加価値の高い食糧を求めるようになってきており,大きな成長産業にあることは間違いない。実際,世界の農産物貿易額は右肩上がりで,特にこの数年の伸び率は著しい。日本の農業もこのような市場に目をつけ,積極的に打って出るべきだろう。

本書は決して,政府は危ない危ないと言っているが,実際には日本っは世界5位の農業大国であるから日本の農業は安泰であり,何もしなくてよいのだ,と言っているわけではない。「第5章 こうすればもっと強くなる日本農業」「第6章 本当の安全保障とは何か」と,今までの政治の失策や農林水産省への批判だけでなく,未来への提言も多い。もちろん良く問題にされる耕作放棄地の増大についてや,高齢化による農家数減などについてもデータを元にした解説がある。日本の農業を憂える人に,是非。

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