Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[書評] 朝11時までメールは読むな  ~「後悔しない決断」の技術~

これは本のタイトルはミスリードか?副題の『「後悔しない決断」の技術』の方がこの本の中身を表していると思う。

17の章からなり,概ね設問形式ですすんでいく。
設問があり,1,2,3といった回答例を読者が選び,読み進めると回答があり,解説がある,という流れ。
最初の方は常に正解を選び続けられたので,正直あまり面白い本とは思わなかった。
中身に反対ということはなく,概ね同意しながら読めるのだけど,目からウロコのような話もなく。
それでも改めてきちんと分かりやすく書かれた本は良書だと思う。
『第2章 「悩むこと」と「考えること」をきっちり分けよう』とか。
これは,考えたところで正しい結論に達しないような設問。このような場合に,「悩」んでしまうことはやめよう。ということです。そして,「考える」余地がないのであれば,「悩」ことは時間の無駄。堂々巡りになるだけ。だから,早く「決断」しましょう,ということ。

個人的には本書では第14章がもっともタメになった。
第14章 誰もが「人を評価するバイアス」を持っている
人は6つの「人の評価に関するバイアス」を持っているとのこと。
・ハロー効果
 人の特に優れた点に全体的な評価が引きずられてしまうこと。
・期末効果
 昔の出来事に比べ直近の出来事を大きく評価してしまうこと。
・中心化傾向
 1~5段階の評価があった場合,2~4に集中してしまうこと。このような場合は評価者の情報が足りないか,評価者が自信をもっていないかのどちらからしい。
・寛大化傾向
 評価する相手が仲がよかったりして,実際の評価より高い評価をつけてしまうこと。
・論理誤差
 例えば「責任感がある」人は,似たような「規律を守る」というのもきっとできているだろう,と評価してしまうこと。
・対比誤差
 例えば自分が楽観主義だと慎重派の人の評価を下げたり,自分が楽観的に行動して失敗した後だと慎重派の評価を高くするようなこと。
 
いずれも,あるある,と思ってしまうし,気をつけたいと思う。
これは所謂「人事評価」とかだけでなく,日頃の人とのコミュニケーションももちろんだし,本から得る知識,TVから得る情報なども同じだと思う。



朝11時までメールは読むな! 「後悔しない決断」の技術 (講談社BIZ)朝11時までメールは読むな! 「後悔しない決断」の技術 (講談社BIZ)
(2007/12/13)
織田 隼人

商品詳細を見る

[書評] ギリシア神話を知っていますか

先日読んだ「私のギリシャ神話」と被ってしまうが,こちらがタイトルに「私の」がついているとおり,かなり私見等を交えたものに対し,本書はもっとギリシア神話自体をなぞっていったもの・・・だと思う。

本自体は相変わらず楽しく読めました。やっぱり「私のギリシャ神話」とある程度内容重なりますが。
ギリシア神話の特に有名は話をざっくり知りたい人にはお勧めです。


ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)
(1984/02)
阿刀田 高

商品詳細を見る

[書評] なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか

[書評] 甲骨文字に歴史をよむでも出てきたように,歴史書というのはその時代の権力者によって都合のよいように書かれるものだ。

さて日本書紀は天武天皇(舎人親王)が編集を指揮して作られたとされている。wikipediaを見てもそうなっている。

本書はまずその前提を疑ってかかる。
まず,天武天皇が日本書紀を書かせたと思われている理由は何なのか。
それは日本書紀自体に「天武天皇は彼ら(諸王・群臣)に向かって,帝紀と上古お諸事をまとめるように」という指示をしたことが書かれていることにある。
ということは,日本書紀は天武天皇の政権に”都合のよい”内容にある程度なっているべきだ。しかし,日本書紀の中では肝心の天武天皇の生年は明確で無いばかりか,前半生もあまり書かれていない。編纂を命じた最高権力者の詳細があまり書かれないということがあるのだろうか?また,天武天皇が政権を取ることとなる壬申の乱の記載内容についても,天武天皇と敵対関係にあった天智天皇を称賛する内容であるなど,様々な点で納得がいかないような記述が多い。見方を変え,”天智天皇側の人”が書いたとすれば全ての辻褄があっていく・・・

そして著者はさらに奥深くに踏み込んでいく。
様々な事実の中で,”天智天皇側の人間”によって書かれているが”天智天皇のため”ではなく,「藤原不比等」が「藤原家」にとって都合のよいように書いたのではないか・・・という仮説にたどり着き,その理由は藤原不比等は実は百済王の末裔ではないかという仮説にたどり着く。

それらの仮設が正しいのかどうか,私に目利きをすることはできないが,ある程度納得性もあるし,辻褄もあうし,読み応えのある内容で,かつ面白い一冊だった。
後半,それはちょっと?と思うような強引な仮説もあるが,いろいろとこの手の本を読んでみたくなる。




なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか (じっぴコンパクト)なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか (じっぴコンパクト)
(2008/11/28)
関 裕二

商品詳細を見る

[書評] 雑談力が上がる話し方

「雑談力」
私が苦手とする力で,必要性も感じていて,タイトルを見て,これは!と手にとった本。

期待が高かった分,ちょっと物足りなさが残った。
いくつか自分のポイントを。
・「中身が無い」ことに意味がある
・「結論」はいらない
・サクっと切り上げる
・「内容」よりも「行為」に意味がある
・「自意識」「プライド」のハードルを下げると,ラクになる
・日常生活のトラブルは絶好の雑談チャンス
・「誰々が言ってた話」も有効なネタになる


本よりこっちのエントリーの最初のやつ方がぐっときたかも。
会話の苦手な人のための会話のコツ1 ~人と仲良くする方法~


雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール
(2010/04/09)
齋藤 孝

商品詳細を見る

[書評] リーダーの条件が変わった


「はじめに」で,「能力なきリーダーしかいない日本の不幸」と厳しい言葉。
しかしそれを特にこの数年間は思い知らされる時代だったと言える。
長引く経済の停滞と東日本大震災という近年では未曾有の危機を迎え,「有事に力を発揮するリーダ」が待ち望まれたが,結局現れなかった。それでは実際どんな能力を持ったリーダーであればこの問題をよりよく解決できたのか?できるのか?その答えが書かれた一冊。


最後の第四章には「私が「リーダー」だったら日本の諸課題をこう乗り越える」として,大前研一氏がもしも日本のリーダーであればこうする,という施策の案がある。もちろん賛否両論あるところだと思うが,きちんと検証すべき内容ばかりだと思う。


政治家の人には全員読んでもらいたい一冊だが,政治家じゃないひとでも,様々な場面で大なり小なりの有事のリーダーシップを求められることもあるだろう。だから誰でも読んで欲しい一冊だ。


大前研一氏は過去,都知事選や参議院議員に出馬しているが,いずれも落選している。もしも一参議院議員では大したことはできないかもしれないが,もしも都知事になっていたら,実際どんな手腕を発揮してくれていただろうか,歴史に「if」は無いが,もっと日本は良くなっていたのではないか,そう思わざるを得ない。



「リーダーの条件」が変わった (小学館101新書)「リーダーの条件」が変わった (小学館101新書)
(2011/09/20)
大前 研一

商品詳細を見る

[書評] 風が強く吹いている


青春物語の小説。

これ映画かしたらいいよなぁと思ったら,既に映画化されていました。
こちら

寛政大学に入学した主人公の”走(カケル)”は高校生時代に既に天才ランナーとしてダントツの記録を残していたが,監督を殴るという問題を起こしている。ただ「記録」だけを求める指導がいやだった”走”だが,だからどうすればよい,というのが分からずにいる。
そんな”走”を再び陸上の世界に連れ戻す,第2の主人公とも言える寛政大学4年の”ハイジ”。”ハイジ”も高校時代で既に才能を開花させていたが,足の故障により表舞台から去る。寛政大学にはちゃんとした長距離の陸上チームは無かったが,”ハイジ”と同じアパート,「竹青荘」に住む他の9人を巻き込み,箱根駅伝を目指す。
10人中陸上経験があるのは”走”と”ハイジ”ともう一人,”ニコチャン”の3名だけ。それを半年強で箱根駅伝出場を果たすという,かなり漫画的なストーリーな気もするが,何しろ読んでいて爽やかな気分になる。

「速さ」ではなく「強くなれ」と言う”ハイジ”。どうすれば「強く」なれるのか悩む”走”だが,徐々に「強く」なっていく。その成長ストーリーがまたこの小説の一つのポイントだろう。
漫画の「はじめの一歩」で既に主人公の一歩が,ぼろぼろになりながら,セコンドの鴨川に聞く,「強いってなんですか?」を思い出した。



風が強く吹いている (新潮文庫)風が強く吹いている (新潮文庫)
(2009/06/27)
三浦 しをん

商品詳細を見る

[書評] 甲骨文字に歴史をよむ

中華人民共和国において「正史」となっている歴史書の一つ,「史記」。伝説上の帝である黄帝(紀元前2500年頃)から,前漢の武帝(紀元前100年前後)までを記載している。しかし,史記が司馬遷によって記載されたのは,前漢の中期の頃(紀元前91年頃。byWikipedia)。さらに,その史記が参照している資料は春秋時代~前漢初期(紀元前800年~紀元前200年頃)のものである。

そうすると,今のように記録がいろいろ残る時代ではない中,紀元前1000年の頃なんて,本当に正しいのか?という疑問がでてくる。もちろん史記の多くはその正しさが実証されている部分もあるのだが,この古い部分まであっているのだろうか?

本書では,実在が確認されている中国最古の王朝である「殷(紀元前17世紀頃~紀元前1046年。by wikipedia)」にスポットをあてている。史記が書かれた時代よりも1世紀程古く,史記が本当に正しく書かれているのか,疑わしい時代だ。そもそもどのような歴史書でも,何時の時代でも,それが作られた時代背景,それを作ることを命じた権力等によって大きくネジ曲がって書かれることは世界中にある。では,殷の時代に書かれた書物が無いのか?ということになると,それが,「甲骨文字」によって書かれたものとなる。著者は殷の時代に書かれた甲骨文字を読み解き,史記の正しいとおもわれる部分,疑わしい部分を分類していく。

第二部はほとんど読み飛ばしましたが,面白かったです。


甲骨文字に歴史をよむ (ちくま新書)甲骨文字に歴史をよむ (ちくま新書)
(2008/07)
落合 淳思

商品詳細を見る

[書評] 任せる技術

ある程度,職場のリーダーや管理職という立場になってくると,周りに「仕事を任せる」ことで全体のアウトプットを高めていくことが必要になってくる。
よく言われる話だ。
しかしどのくらいのレベルを任せればいいのか,どのくらいの粒度で任せればいいのか,いつまで任せていればいいのか,などなど,人に仕事を任せるときというのは悩みが尽きない。自分でやるより悩みが尽きない。
この「人に任せる」ことに特化した本。

表紙にも書いてあるのだが,「わかっているようでわかっていない」のだと,改めて思い,また具体的に記載があるので,すぐに実践として取り込んでいきたいと思える本だ。
特に気をつけたいと思ったことは
・「作業」ではなく「責任」を任せる
・「緊急でない重要事項」を任せてはいけない
・「人を動かす仕事」をいきなり任せてはいけない
・舞台の袖から子供のピアノの発表会を見守る母のように
・説得されて任された部下は上司のせいにする
・任せることは無理難題を言うこと/信頼関係ができていない部下に無理難題はいえない
・任せる,ということは,自分と違うやり方に異を唱えないこと
・相手に矢印を向ける人は成長しない
・部下を脇役にするな/宿題をやりなさい,と言ってはならない
・何かあったら,では相談できない/1日1回,週1回
。。。一杯あるな。。

時々読み返したい一冊です。


任せる技術―わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん任せる技術―わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん
(2011/01/25)
小倉 広

商品詳細を見る

[書評] 四つ話のクローバー

自己啓発本。といってもビジネス的な自己啓発本というよりも,人生として必要なことを伝えてくれる,4つのミニストーリーです。
かるーーく読めて,私は速読とかができるわけではないですが,10分くらいで読めます。

それだけかるーーく読めて,自分を見直すきっかけをもらえる一冊です。


四つ話のクローバー四つ話のクローバー
(2011/04/22)
水野 敬也

商品詳細を見る

[書評] 私のギリシャ神話

私のギリシャ神話

ギリシャ神話を頭から解説した本ではない。
まえがきから引用すれば,

むしろ小説家としての特徴を生かし,こむつかしい勉強よりギリシャ神話がどんなにおもしろいか,そこに焦点を絞ってお話を進めたいと思う。

ということだ。

扱われる人物(神々)は,
1.プロメテウス,2.ゼウス,3.アルクメネ,4.ヘラクレス,5.アプロディテ,6.ヘレネ,7.ハデス,8.アポロン,9.ペルセウス,10.アリアドネ,11.メディア,12.オイディプス,13.イピゲネイア,14.シシュポス,15.ミダス,16.ピュグマリオン,17.ナルキッソス,18.オリオン
の18。
巻頭にはギリシャの地図と,巻末には神話関連略系図がついているので,見比べながら読み進めることができる。更にはポイントポイントで様々な”名画”の写真が掲載されており,それも見ながら楽しめる作りになっている。
内容は阿刀田氏の他の本同様,阿刀田氏の独自の解釈などを織り交ぜ,面白楽しく読める。


ギリシャ神話は小学生の頃は読み漁ったものだが,それ以降はギリシャ神話についてはほぼ新たな知識を得ていない。
そんな私でも楽しく読めました。

私のギリシャ神話 (集英社文庫)私のギリシャ神話 (集英社文庫)
(2002/12/13)
阿刀田 高

商品詳細を見る

面白いこと,楽しいこと

面白い=楽しい? - 楽天 みんなで解決!Q&A

私の感覚は
「面白い」=「ワクワクする」とか「これイイね!」とか「やるやん!俺もやりたい!」
という感じで,
「楽しい」=「ニコニコ」とか「幸せ」
といった感じ。

もうちょっと書くと

面白いことをやろうというときは,一時的には楽しくないことだったりキツかったりすることだけど,
ワクワクできる,逃げずにがんばろう,と思うようなこと。

楽しいことは楽に楽しめる,笑顔になれること。


だから「楽しい仕事」ってのはなかなか無いけど,「面白い仕事」はやりがいがあるときに思う。

そんな感じ。

[書評] 楽しい古事記

旧約聖書を知っていますか」が面白かったので,再び阿刀田高さんの著書。
今度は古事記です。
これも面白かったのだけど,「旧約聖書を知っていますか」の方が面白かったかな。

とはいえざっくりと,イザナギ,イザナミの話から,24代仁賢天皇辺りまで,古事記の面白そうなエピソードの部分だけを抜き出して軽く読ませてくれる一冊なので,お勧めです。

しかしカタカナを覚えるのが苦手で世界史は嫌いだった私としては,日本の神もカタカナばっかりで・・・(漢字もあるのだが)


楽しい古事記 (角川文庫)楽しい古事記 (角川文庫)
(2003/06)
阿刀田 高

商品詳細を見る

[書評] 旧約聖書を知っていますか

旧約聖書。
アダムとイブとかが出てくる神話で,世界で最も信者数の多いキリスト教を始め,ユダヤ教やイスラム教の大本となっている,くらいしか認識が無いのではないだろうか。
その旧約聖書をものすごく分かりやすく,かつある程度俯瞰的に,解説してくれている一冊。旧約聖書がどのようなもので,キリスト教にどのように繋がっていくのか,ユダヤ社会やイスラム社会がどのような深い背景を持っているのか,これを読めばおぼろげながら見えてくる。
面白かった。お勧めです。


旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)
(1994/12)
阿刀田 高

商品詳細を見る

[書評] 自分の小さな「箱」から脱出する方法

他人とのコミュニケーションの本質,奥底にある軸。それを問いかけられる本。

ほとんど(全てといっても過言ではないだろう)の人は自分の「箱」の中に入っている。いや,少なくとも24時間365日「箱」の外に出ていることは難しいだろう。
しかし,「箱」に入っている間は,理想的なコミュニケーションをとることはできていない。

「箱」の中にいるときに,しても無駄なこと
1.相手を変えようとすること
2.相手と全力で張り合うこと
3.その状況から離れること
4.コミュニケーションを取ろうとすること
5.新しいテクニックを使おうとすること
6.自分の行動を変えようとすること


結局何をやっても,ダメやん!という感じだが,何をやってもダメなのだ。自分のものの見方を変え,「箱」の外に出る必要がある。24時間365日は難しいかもしれないが,何かコミュニケーション上の問題にあたったら,自分が「箱」の中にいるのではないか,ということを問い,まずは「箱」の外に出てみよう。

他人と関わる全ての人に読んでもらいたい超お勧めの一冊。


自分の小さな「箱」から脱出する方法自分の小さな「箱」から脱出する方法
(2006/10/19)
アービンジャー インスティチュート、金森 重樹 他

商品詳細を見る

[書評] なぜ宇宙人は地球に来ない?

正直言うとちょっと期待外れ。かなり高い期待をしていたのだけど。
なんというか,「ま,そうだよな」というようなことが羅列してあるだけなのだが,本気で「超常現象」を信じている人は,この分かりやすい一冊を一度読んだ方が良い。そうゆう人には目から鱗の一冊になること間違いなしだ。
個人的には「超常現象」物は結構好きなので,もっと”超常現象肯定の裏付け”側も充実して欲しかったなぁと思う。
単にもっと範囲を絞って深く追求した本の方が私好みなのだが,とにかく広く浅く読みたい人にはお勧め。


なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書)なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書)
(2009/05/16)
松尾 貴史

商品詳細を見る

Appendix

ブログ内検索

プロフィール

Author:亜空(あく)
The Sub Space

あわせて読みたい

あわせて読みたい

twitter

twitter

FC2拍手ランキング

はてなBM(人気)

アクセス解析

SEO対策

FC2カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。